2004-09-30(Thu)
Clusty
検索 |
まだまだ検索エンジンは出てくるのね。
ITmediaの記事によると、クラスタリング(グループ化)技術が特徴とのこと。比較対照としてAsk Jeevesが上げられていたけれど、僕はWiseNutのほうが良かった記憶がある(少なくとも日本語版ではそうだった)。
Clusty.comを使ってみたところ日本語もある程度は通るみたいです。
分類も思ったより適切なのが意外と言えば意外*1。
*1:日本語の分かち書きに対応しているように見えなかったから。
2004-09-26(Sun)
閉鎖経済圏
経済 |
省みれば、20世紀の「現存した社会主義」は多くの場合閉鎖経済圏だった。規模としては百万から億単位の人口を含み、内部で複雑な分業ネットワークを維持するには十分だったが、そのかわり中央指令型計画経済がネットワークの柔軟性を殺し、創意工夫や革新を抑圧する役目を果たした。その結果「現存した社会主義」の経済とテクノロジーは、単に停滞しただけでなくいくぶんか衰退さえしたと思われる。
*
それなら約300年ものあいだ閉鎖経済を実行していた日本の江戸期はどういう評価になるのだろうか。
気になる*1。
*1:まあどうせ「だから江戸時代は駄目だった」とかいう評価なんだろうけれど。でも衰退している風ではない気がするんだけれど。どうなんだろう。
2004-09-22(Wed)
誤読の解消
経済 |
先日「マクロ経済学はそんなに理解しにくいのか?」と書いたけれど、そのちょっと前に書いた「流動性トラップとか産出ギャップとか」では恥ずかしいくらい、めいっぱい誤読してるね*1。なるほど、確かにマクロ経済学は難しい(直感的でないので誤解しやすい)みたい(苦笑)。
ただ、きちんと勉強すれば正しく理解できる――と思う*2。
というわけで、一番ひどい誤解についてフォローしておこう*3。
「効率良く生産する(=生産能力が上がる)ことが良いことだ」といろんな人が言っているわけですが(少なくとも僕はそう言われていた気がする)、「生産能力が上がるということは需要に対して短時間(低コスト)で生産できるということだろうけれど、でも仕事の時間が短くなったなんて話は聞かないね。その余暇はどこに消えたんじゃろ?」とずっと疑問に思っていたわけですよ。
読んでみると、消えた時間は単純に産出ギャップ(≒失業率の増加)として現れるらしい。なるほど、納得。
他にも、生産性が上がったおかげでデフレになって不況になってと、ロクなことがないらしい。
「生産性が上がって消えた時間はどこに行くのか」という疑問に対する回答は「他の産業に移る」であって、それ以上でもそれ以下でもない。
「失業率の増加」は現在のデフレが問題なのであって*4、「生産能力の向上」とは関係がない。
現在がデフレなのは「欲しい物がないという状況が問題」なのではなく、「通貨の流通量が適切でない」ことが問題。
――まだまだ誤解があるかな?
もうちょっと勉強していきましょ。
*1:さらに前に書いたケインズ「一般理論」ダイジェストを読んだ感想も酷いけど。こっちはほっとく。
*2:以下のフォローが正しくなければ説得力ないけどさ。
*3:自分で自分にツッコムのはものすごく恥ずかしいけれど、いちおうね。
*4:インフレ率と失業率とは相関関係がある、というデータがある。
2004-09-20(Mon)
マクロ経済学はそんなに理解しにくいのか?
経済 |
――とか、掲示板の書き込みとかを見ていて思った。僕はマクロ経済学の話を聞いて「なるほどねー」と思ったんだけれど、そう思う人は案外少ないらしい*1。
確かにミクロ経済あるいは自分の実感に反していると感じる部分はあるだろうけれど、そんなことはよくある話でしょ。
例えば「軽い物体と重い物体の落下速度は同じ」と言われても、直感的には「違う」気はするじゃない。でも実際に調べてみると、それが正しいことが分かる。あるいは「質点」や「理想気体」のように、特殊な条件で理論を構築するけれど、だからといって現実で役に立たないということはない。
マクロ経済学が示しているのはそれと同じことでしょう。ところが科学的な考え方を身につけているはずの人ですらそれが理解できなかったりするんだよね*2。ちょっと不思議。
2004-09-14(Tue)
有名人経済
「ホワイトカラー真っ青」の中に「有名人経済」というのがあったけれど、これって「僕たちの洗脳社会」で書かれていた「イメージキャピタル」の話と同じっぽい。
書かれた年代がほぼ同じなのでこの頃にそういう風潮があったのかなぁと思いつつ、でも、お互いに関係がない(ように思える)人が同じ結論に達しているのならば、それは真理に近いのかもしれない。もう一人全く違う方向から同じ結論に達すれば、(少なくとも僕は)今後「有名人経済」になるのは真理だと確信する*1んだけどなぁ。
とすると、今後の方針としては「有名になるために投資する」か「有名人を輩出するためのインフラを作るために投資する」のが正しいのかな。
……あ、blogとかSNSは「有名人を輩出するためのインフラ」なのね。
制作者たちに上記のような自覚があるかどうかはともかく、それらが流行っている(ように見える、あるいは流行らせようと努力している)のは、正しいのかもしれない。
ううむ、遅ればせながらこの流れに乗らなくちゃ。
*1:「見知らぬ3人が同じことを言うなら、それはおそらく真理」というのが僕の持論だからね。
2004-09-13(Mon)
クルーグマン教授の経済入門
経済 |
ウェブにあったモノが面白かったので、せっかくなので買って読み始めました。
ずっと疑問に思っていたことがサクサク説明されてるのは良いなぁ。もっとも、こういうオベンキョウばかりしているのは、ヒトとしてあまりよろしくないらしいですので、あまりお奨めはできませんけれど。
途中まで読んだ感想としては、
さすが日本はアメリカの後追いをしているだけあって、アメリカで問題だ! と言われていることはほとんど、後の(というか、今の)日本で問題になっていたりするのね。
――ってトコでしょうか。
2004-09-10(Fri)
こういうときに便利――なのか?
SNS |
ふと、「雑誌ができるまで」とか「印刷解体」に行ってみようかと思ったんだけど、一人で行くのはちょっとさびしい気もする。
知り合いでこういうモノに興味がある人はいないしどこかに一緒に行ってくれる人いないかなー、とか思ったんだけど、こういうときにソーシャルネットワークが使えたりするんでしょうかね。
んでも、どうもああいうネットワーク(またはコミュニティ)に参加しようという気にはならないのだよね。人との繋がりは維持するのが面倒くさいから*1。
もうちょっと、刹那的と言うか一期一会なほうがうれしい。
*1:いや、面倒くさくないようにああいうのがあるんだろうけどさ。でも、僕は面倒だと思う。
2004-09-07(Tue)
久々にドキュメントを追加
Sledge |
Sledge/Tipsを追加しました。
Sledge::DispatchQueryを使うよりはPATH_INFOを使ったほうが便利じゃろ、という程度の内容ですけれど。
具体的にはこんな感じ:
- http://weakpoint.ddo.jp/perl/sledge.cgi/hello/
- http://weakpoint.ddo.jp/perl/sledge.cgi/rss/view?url=http://d.hatena.ne.jp/asakura-t/rss
SledgeWikiもこんな感じ。
拡張子付きで呼び出した時にリダイレクトするようにsledge.cgiを少し変更しました。
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