2005-06-26(Sun)
Subversionはいいですよ?
SVN | |
まじめな話、プログラマだけならいいのですが、はてなではデザイナーその他の担当も CVS と shell を使って自分たちで commit や update してたりします。必要最低限の手順だけ教えて、あとは順に覚えていってもらう形で。その辺の移行コストも考えると、Subversion に変更するのがなかなか腰が重たかったりします。
not Subversion but CVS
cvsコマンドが使えるのなら、それこそ移行が楽だと思うのですけれど。
cvsをsvnにして、あとはほとんど一緒だったよーな気がします。もうcvsのコマンド忘れちゃったので信用ならんけど(笑)。
少なくともSubversionを使ってしまうと、もうCVSに戻りたくないなーと思うくらいにはいいですよ。個人的にはディレクトリの移動/名前の変更が可能なのが重要。クラス名とか変えちゃうことが多いので。
あと、WindowsならTortoiseSVNが激しく便利*1。デザイナーその他担当者には特にオススメ。日本語表示もできるし。
*1:CVSもTortoiseCVSがありますが、こちらは使ってないので分かりません。
2005-06-23(Thu)
『「勉強」って趣味の世界だよね』から『「対人能力」っていうより「共感能力」「コンセンサス構築力」なのかな』まで。
* | |
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050622/p2
うーん。
昔から「勉強なんて仕事の役に立たない」って言われてた気がするんだけれど。だから大学は勉強をしに行くところではなく、コネを作りに行くところだと(少なくとも僕が高校の頃には)言われていたわけだし。
そもそも「勉強が好き」なんて言う人はおそらく少数派なんだし*1、そういう方々は「勉強が好きでも仕事にはならない」ってのは身に染みてるはずだから(それが例え「理系」であってもね)、いまさら梅田さんに心配してもらう必要はないんじゃないの? とか思うのですよ。
……などと思いながらこれを書くきっかけになった江島さんのエントリを読み返して、梅田さんの言っている「対人能力」のことを誤解してるのかもしれない、とか思った。
僕は梅田さんの言っている「対人能力」が主に「営業能力」を指しているのだと思っていて、「それだったら今の技術屋もみんなやってるじゃん(大企業の雇用者以外は)」とか「今だって営業(スーツ)と技術(ギーク)は対立してるのに、今後は営業の時代なんて言われたら技術側は荒れるよなぁ」なんて考えていたんだけど、この「対人能力」が江島さんの言うような「共感能力」を指しているのだとしたら「ああ、そりゃそうだよね」と。
江島さんのエントリから引用させていただくと
「ロジックは共感のためにある」ということです。裏を返せば「共感の得られないロジックは存在価値がない」あるいは「ロジックの正しさは手段であって目的ではない」ということです。
(中略)
私はそもそも思索的深みのない科学者は基本的に好まないのですが、それは人間の知性というものの本質は知識量や回転速度ではなく対人関係力(コンセンサス構築力)だと思うようになっているからかも知れません。
――の部分ですね。
もっとも梅田さんの言うところの「対人能力」が何を指しているのかはご本人にしか分からないのですけれど。
それはそれとして梅田さんは「対人能力は陳腐化しない」なんて言ってるけど、僕は「対人能力」*2も時代とともに陳腐化してると思ってます。
陳腐化しないとすればそれはおそらく「対人能力」ではなく「コネクション」のことだろうし*3、そのコネクションもほっとけば(徐々にではあるけれど)陳腐化しますから。
Subversionが1.2になってlockもできるようになったらしい。
SVN | |
知らんかった。巡回先で話題になってなかったし。巡回ルートを増やさないといけないのはヤだなぁ……。
何が新しくなったかというと、
What's New in Subversion 1.2
- Optional locking ("reserved checkouts")
- Full WebDAV autoversioning
- FSFS repository back end is now the default
- Faster access to old revisions
- Many improved APIs
- Many bugfixes
――とのこと。
なかなかそそるバージョンアップでございますな。
ちなみに
TortoiseSVNで、Word、Excel、PowerPoint、pdfファイルのdiffを見るツールを
作成いたしました。
xdocdiff
――なんてのもあるそうで、これで「仕事じゃLOCKの使えないSubversionを使えないぜぇ」なんて言われなくなるかもね。
2005-06-21(Tue)
これからは「敬意」の時代
* | |
――になるといいなぁとつくづく思ってます。ほんとに。
ネットで見かけるもめ事の半分くらいは、相手に対する敬意が欠けているから起こっているように見えるし。
著作権とかパクリに関する問題も、著作者や元ネタに対して敬意が払われていればそんなにこじれない気がするし*1。
大企業が下請けに出すときや、あるいは経営者が従業員に対してはもっと敬意を払うべきだとも思う*2。もちろん逆も必要だと思うけど、逆は必要以上に卑屈になってるケースが多いからなぁ*3。
2005-06-18(Sat)
はてなアイデアってViViのSPRシステムに似てるよね、とか思った。
はてな | |
はてなアイデアが実装されたとき、「ああこれってViViのSPRシステムだよね」とか思っていたものです。
市場化して明後日の方向に行ってしまいましたが。
まあこれに限らずはてなと津田さんのやってることは微妙に似ている気がするのですが、津田さんははてなほど勢いがなく、はてなは津田さんほどセンスがないっぽいので、コラボレートすると面白いかなとか一瞬思った。方向性が違う気もするのでアレだけど。
それはそれとして。
市場化について言えば、「内容」に対して「実装にかかる工数*1」と「緊急度」を予測し、それにベッドすべきでしょう。
そして払い戻し時には、工数と緊急度が適切であるほど倍率高く、早期にベッドしたほうが倍率が高いくなるように設定するのがよろしいかと。実装が完了するまでいくら戻ってくるかは分からないし、不適切な予想をすれば倍率が1倍になって減っちゃうこともあるわけだ。
さらには「この内容は却下される」という予測にもベッドできればより良いし、タイムリミットを設定するのも良いでしょう。
*1:前は倍率で示されていたよね、確か。
2005-06-17(Fri)
ようやく複数アカウントが使えるようになった!
はてな |
半年くらい前に希望していた
えーと、住所登録が必須になるのは別に構わないです。ただし、それであれば個人で複数IDを取得することを許可して欲しいな。
おそらく複数IDが不許可な理由の一つはいわゆる自作自演の問題によると思われるので、今回の措置で個人を特定するのであれば、別に複数IDを取得しても問題ないんじゃないのかな。
はてなへの要望
がようやく実現しました。
はてなに対して不満だった
例えば、ある「場」で他の「場」での知り合いに会った時に他の「場」の話を出すのは、まず間違いなく好まれない。
ネットで本名を使うのが稀で匿名やハンドルネーム(ペンネーム)を使うことが多かったり、またハンドルネームも時に応じて使い分けることが多いのは、そういったことがあるからでしょう。少なくともそうしたほうが「場」に合せやすいのは間違いない。
だから日本では複数のブログ/日記サービスを利用してる人が多くて、そのブログ/日記サービスごとに内容を変えてる人が多いんじゃないのかな。
(略)
はてなもその点では駄目ですね。いったん不真面目な日記を書きはじめちゃうと、真面目なものには反応しにくいですから。
場と名前と役割と
が改善されたのは素晴らしい。
いつのまにか掲示板ができてる。
はてな |
http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenagroup/20050616/1118908375
ここは個人グループなので使わないとは思いますが。
グループとしてつかってれば便利そう。
2005-06-16(Thu)
2005-06-15(Wed)
株式じゃなくてオプションにすべきだったんだよ。
はてな | |
はてなアイデアが、過去のシンプルな投票制から、いつのまにか株式仕様になってしまいました。
【はてなアイデア】
――のコメントを読んで思ったのは、株式市場っぽくするのではなくオプションにすべきだった、ということだ。オプションならコール以外にプットもできるわけだし。
はてなアイデアは、仮想的な市場の仕組を使って、ユーザーの皆さんから要望や不具合報告を効率的に頂くことを目的とした試験的サービスです。
――と言っている(らしい)にもかかわらず株式市場っぽくしたのは、明らかに間違いだろう。
「全く話替わって - 財産権のかわりにオプションを」にもあるように、こういう場合はオプションを考えるのが普通なんじゃないのかな、と思う。
2005-06-13(Mon)
だったら文章でも一人ボケ・ツッコミをするといいっしょ。
* | |
もし文章を書くのは苦手だけど、どうしてもポッドキャストを始めたいというなら、一人でしゃべるのはやめて、2人での掛け合いをお勧めする。お互いの言葉が足りない部分を突っ込みながら進行するほうが、日本語の構造としては向いているだろう。
ブログに問われる書く技術、話す技術 (3/3)
そうそう。
だから文章を書くのが苦手だけどブログは書きたいというのなら、とりあえず対話形式で書いてみるのも手。
この方法でも自分にとって自明の部分が説明不足になりがちになるけれど、ツッコミを入れるときに「あ、ここが分かりにくい」という部分は意識しやすいと思うし、思考のキャッチボールをしているうちに考えがまとまってくることもあるしね。
欠点は冗長になっちゃうことだけど、まあ、だらだらと長いブログも多いんで気にしなくていいんじゃないでしょうか。
2005-06-12(Sun)
プログラムを書くのはモノを書くのと同じことだと、
昔から言われ続けているわりにはさっぱり理解されている様子がないのはなぜなんでしょうかね。
まあだからプログラマーにプログラムを書かせるには担当編集をつけるべきで、それでもってちゃんとプロットの打ち合わせとかすればいいのに。
ついでにいうと大規模になると単なるモノ書きよりは映像作品に近くなってきて、演出家とか役者とかが必要だし(できれば各種スタッフも欲しいけど、自主制作じゃそんな余裕はないからね)、調整役としてプロデューサーなんかも必要になってくるんだけど、現実にはそんな風に考えて仕切ってる人はあまりいないみたいなのが不思議。
集団で創作活動をする機会って、そんなに少ないんですかね。やってることは似てるんで、具体的にすることは違っても、過去に集団制作をやったことがあればノウハウは活かせると思うんだけど。
それともプログラム書きは創作活動としては認知されてないのかなぁ。
2005-06-09(Thu)
はてなブックマークは積極的に外販すべき
はてな | |
とか言ってみる*1。
ブックマークを使っていて思うのは、「いかにもはてなユーザーっぽく偏ってるな」ってことだ。それはそれでいいんだけど(特にはてなユーザーの動向を追いたいときは)、それだけじゃ物足りないのもまた事実。
他のユーザー層ならどんなトコをマーキングするのか、ってのは気になるところ。
まあきっとそのうちbk1とかTSUTAYAあたりと提携してサービスするんですよね? とか思いつつ、人力検索より裾野は広いと思うので、もっといろんな層を開拓していって欲しいナリ。
*1:ホントは編集機能の充実について書くつもりだったけど、うまくまとまらなかったので、またそのうち。
2005-06-08(Wed)
「これからはネット編集の時代だ」とうそぶいていたのは1年前ですが、
編集 | |
ブックマークを一生懸命作ることは、インターネット上の厖大なコンテンツを自由に使って、一人で雑誌の目次を編集することに似ている。そしてそれらがネット上で他者のブックマークと結びつくことで、全く新しい発見がある。「お気に入り」機能で集積されれば、自分と同じような関心を持つ人々を巻き込んでの「専門誌」化。ここまでは「マイマガジン」だ。しかし、ブックマークの集合知・群集知(Wisdom of Crowds)、つまり不特定多数のブックマークが「人気エントリー」「注目エントリー」として集積されると、意外性をもきちんと含んだ「一般誌」化していくのである。
はてなブックマークは雑誌の目次だ
そうそう。だから「編集」という作業には価値があるんですよ。理解してる人は少ないみたいだけど。
ちょうど1年くらい前に
で、今のインターネット・メディアに欠けているのは「2-b. 1.を思想・価値観を元に(系統立てて)整理する」という点ではないのかな、と思いました。
ここをうまく作ることができれば、インターネット・メディアを制することができるんじゃないのかな?
ちなみに「インターネットがつまらない」のは思想・価値観が欠けているからじゃないのかな、と思うのです。だから「思想・価値観」のあるblogが流行ったのだし。同様に「情報の整理」に思想・価値観があれば、それは流行るんではないかと。
――思想・価値観をもった情報の整理を「編集」と呼ぶのですな。だから今後は「ネット編集」の時代になるのかもしれません。
メディアからマスメディアへ
――てなことをうそぶいていたのですが、もし「はてなブックマーク」が流行るのだとすれば、そこには「思想・価値観」があるからだと思います。
追記(6/9)
「思想・価値観」は今風(でもないか)に言うと「世界観」になるでしょう。
昔風に言うと「切り口」ですか。
2005-06-06(Mon)
RSS/Atomな掲示板
* | |
RSS*1で書込みを配信して、AtomAPIで書込みができる掲示板とかってないんじゃろか、と「RSSだけのブログ?」とか「 RSS によって XML 化されるウェブ?」を読んで思ったり。
個人で使ってもあまり嬉しくないので自分で作ろうとは思いませんが。レンタル掲示板とかでならアりかなと。そういうのが普及すればパソ通時代の自動巡回ツールと同レベルのものが期待できるから*2。2chを使うのも巡回ツールがあるからだし。
2005-06-02(Thu)
オブジェクト指向の話が流行ってるのはなんででしょ?
ただの気のせいかもしれないけど。
それはそれとして伊藤さんが書かれていた
人の自然の振る舞いはオブジェクト指向、それ故にユーザーインタフェースを作るときにも心がけておくと、どうやら使いやすいアプリケーションになりやすいようです。ファイルを選択させてから、そのファイルに対して行う動作を決めさせる、文章を選択させてから、それに何をするかを決めさせる、などなど。
物を選んでから何かをさせる - オブジェクト指向のお話
ということについて、ウェブアプリのユーザーインターフェイスの記事でも触れられていました。
AとBのもう1つの大きな違いは、インタラクションのイディオムにあります。Aの画面では、最初に、発注するか見積もり計算をするかという「コマンドの選択」を行い、その後で、商品という「対象の選択」を行っています。文法にすれば、「動詞→目的語」という順序になります。一方Bの画面では、最初に「対象の選択」を行い、次に「コマンドの選択」を行う、つまり「目的語→動詞」の順序になっています。手続き型のインタラクションを取るコマンドラインインターフェイスにおいては、Aの「動詞→目的語」のイディオムで操作するのが一般的ですが、対話型のGUI においては、Bの「目的語→動詞」のイディオムの方が適しています。
ユーザーにとっては“ユーザーインターフェイス”こそが製品そのもの
分かっているつもりでもうっかりやっちゃったりすることもあるので、自戒を込めて。
もっともこのあたりは、プログラマーさんじゃなくてデザイナーさんにこそ読んで欲しい記事でありますが。
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