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2012-03-12(Mon)

電子書籍を年間1,000点刊行する方法を考えよう

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 impress QuickBooksは年間1,000タイトルを発行するという野心的な試みらしいです。どれくらい野心的かというと、毎月83タイトル程度刊行するくらい野心的です。たぶん既存の編集部でこのペースで刊行しているところはないと思いますし、出版社単位で見てもかなり大手になるんじゃないでしょうか。


 いやいや、QuickBooksは「通常の書籍より分量が少ない」から実現可能だとおっしゃる方もいるかもしれません。でも少ないとはいえ通常の新書の3割~4割程度はあるわけです。それを毎月83タイトル出すわけですから、相当量の原稿が集まることになります。通常の新書にして25~30タイトル分の分量です。それを校正することを考えると僕なら途方に暮れます。

 しかも著者を相当数集めなくちゃいけません。1人1タイトルとは限りませんが、1人4タイトル出したとしても250人の著者が必要になるわけです。250人と打ち合わせをする事を考えるとやっぱり途方に暮れてしまいます。


 そんな感じで僕にはちょっと信じられない刊行ペースなのですが、それをやると言うからには実現する方法が見えているに違いありません。

 もうちょっと現実的な方法を考えてみましょう。


 年間1,000タイトルを週に換算すれば毎週20タイトル程度になります。であるなら、著者を20人集めて毎週刊行すれば打ち合わせは20人で済みます。

 毎週相当量の原稿を書いてくれる著者を20人集めるのは難しいかもしれませんが、250人と打ち合わせするよりは遙かにマシな気がします。漫画雑誌だって週刊ペースで刊行されてるわけですし、たぶん大丈夫です。

 あるいは毎月刊行の著者を20人と、毎週刊行の著者を15人でもいけます(ただ、月刊40人と週刊10人とかになると厳しそうな予感がします)。

 同じ著者が定期刊行する聞くと別のモノを想像するかもしれませんが、そんなことは気にしちゃいけません。

(ぶっちゃけ将来的には使い回してもいいんでは? とも思います。雑誌連載の単行本化みたいなものですし。実はそういう契約をしてるのかもしれませんが)


 とはいえ、ある程度の分量を定期的に書ける著者を探すのは大変難しい気がしますので、それはあきらめた方がいいのかもしれません。

 定期的にブログに記事を書いている人(ブロガー)と話をつけて、それらの記事を1ヶ月分をまとめたものを刊行した方が手っ取り早い気がします。このときテーマとかで分けると1ヶ月分で1冊にまとまらない可能性がありますので、テーマを絞らずに「1ヶ月分」にしたほうがよいでしょう。「エッセイ集」とか銘打てばテーマがバラバラでもさほど問題になりません。

(章立てしてテーマで分けるのはありかもしれませんが、そこまでコストかけれないでしょうしね)

 ただこの手法でもブロガーを80人以上見つける必要があるのが難点な気はします。


 記事の量が見込めるという意味では2chまとめサイトを電子書籍化するのが手っ取り早い気もします。テーマ毎にまとまってそうですし。

(個人的には権利処理がよく分からないのでお勧めはしませんが。でも過去に2chまとめっぽい書籍が出てるからなんとかなるんですよね?)


 ――ここまで書いてから気づきましたが、編集者が少人数であるとは限りませんね。僕はその前提でいろいろ考えてしまってました。

 編集者が20人いれば月4タイトル程度なのでなんとかなる気がします。

(編集者を20人も雇って採算が合うのかは分かりませんが、きっとなんとかなるのでしょう)



2012-05-10追記

 ふと思い出したのでImpress QukickBooksの刊行状況を確認してみたところ、このペースだと年間100点も怪しいように見えます。

 いったいどういう見積もりで「年間1,000点出す」なんて発表をしたのか(そして誰も突っ込まなかったのか)、謎は深まるばかりです。


2014-02-20追記

 2013年は113タイトルだったそうです(発表のあった2012年は多分50タイトルくらいかな)。

 目標の1/10です。全然足りません。

 ――つか、結局あれには誰もツッコんでないんでしょうかね。

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2012-03-06(Tue)

電子書籍の自動組版をまともに研究してるとこってあるのかな?

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 個人的には現状の自動組版ってあんまり信用してないというか、商業印刷媒体より数段劣ると思ってます。だって自動組版でちゃんと出力されるんであれば、例えば文字モノの同人誌(あるいは自費出版)はもっとちゃんと「商業印刷媒体っぽく」見えるはずじゃないですか*1。でも明らかに劣ってることのほうが多いでしょ?*2


 同様に電子書籍の自動組版(リフロー)が商業印刷媒体並みになってるとはちょっと思えない――というか、知ってる範囲では劣ってるように見えるし。

 まあ、電子書籍に関してそこまでちゃんとしたものを求めない=綺麗な組版をあきらめるのであれば、別に問題ないわけですけどね。そこを気にしてる人は実はあまりいないのかもしれないし。でも「電子書籍はイマイチ」とか思ってる人の中には、組版の汚さ故にそう思ってる人もいるんじゃないですかね。

(米国でそこが問題視されていないのは、あちらの組版はもともとあまりよくないからだと思ってます、はい)


 もしかしたら僕が綺麗な自動組版を知らないだけかもしれないので、もしいい感じで出力してくれる自動組版がありましたら教えて欲しいです。同人誌作るときに使うので。


追記(2012-03-09)

 昨年8月に電子書籍の組版を考えるというシンポジウムがあったみたいです(行ってみたかった)。

 

電子書籍の御利益というと、真っ先に浮かぶのがリフロー表示ですが、リフローしても見やすい画面表示(組版)を確保するには、まずそのための組版ルールが必要の筈です。本来はこれほど衆知を集めるべきテーマはないと思うのですが、残念なことにこれを正面から取り上げたのは、この半年も前に開かれた上記のシンポジウムが希少例というのが現実です。

「シンポジウム電子書籍の組版を考える」の発表内容が公開 - もじのなまえ

――とのことですので、やっぱりあんまり研究されてないのかもしれません。

 もしかしたら解像(精細)度の限界故に諦めてるのかもしれないので、高精細なモニタが標準的になると変わっていくものと期待したいところです。

*1:ちなみに普段文字モノをを組んでいない漫画関連やDVD等のオマケの小説も組み方が変です。ちゃんとしたとこに頼んでくださいよ……。

*2:まれにちゃんとしてるのは、ちゃんと本職がやってる or 本職に頼んでるんじゃないかと思う。

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2012-03-05(Mon)

日本のメーカーが電子書籍に参入したがるのは何故だろう?

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 電子書籍なんて全く儲からないものに日本の大メーカーが参入したがるのが不思議でしょうがありません。

(外国だとメーカーがわざわざ参入してたりしないでしょ?)

 まあ、シャープは10年以上ずっとやってるから分からないでもないですし*1、ソニーはいちおう外国でも売ってるので分からなくもないですけれど*2。他のメーカー*3は儲からないんだから、参入する意味ないはずなのよねぇ。もしかして誰かに「儲かるよ!」ってだまされてるんじゃないかと思うくらい*4


 どれくらい儲からないかというと、書籍と雑誌の売上はピークで2兆円くらいしかなくて、今だと1.8兆円くらいだったかな。

 それくらいの売上しかない市場なんだから、ハードに対して追加でそんなにお金を払うわけがないじゃない。せいぜい1%も払われればいいほうで*5、だとしたら180億円でしょ? それを各メーカーで分けるんだからさらに少なくなるわけで、メーカーの売上を考えたらほんとに微々たるもんじゃないですか*6

 よくまあそんな小さい市場に参入する気になるもんだなあと思うわけです。ってか、そんな小さい市場でいいなら是非ともポメラっぽいモノにも参入してくださいよ*7


 Appleが参入してるじゃないかって? あれの電子書籍はオマケみたいなもんでしょ。電子書籍一応読めますよ、って話であって主力じゃない。

 そういう意味では、タブレット端末に力を入れるんであればまあ分からんでもないです。でも何故か電子書籍専用端末を出したがるでしょ?*8 あれが不思議で不思議でしょうがないんですよ。

*1:逆に10年続けているという点で評価してます。

*2:でも外国含めても儲かりそうにないのによくやる気になったな、とは思う。

*3:パナソニックだとか東芝だとか。

*4:陰謀論だ!

*5:個人的にはそれでも過大に感じる。

*6:しかも利用者数の上限も(なんとなく)見えてるわけですし。

*7:ポメラは2万円×30万台で60億円くらいの市場規模だったかな?

*8:あるいは電子書籍をメインに据えた端末。

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